濱田諭法律事務所のブログ

2011/09/26

宮崎県弁護士会における弁護士就職難について

 濱田です。私、宮崎県弁護士会の新規登録弁護士受け入れ窓口という役割をしています。簡単に言うと、これから弁護士になる人の就職問題担当です。

 ロースクールが出来て、新司法試験制度が始まり、毎年2,000人以上の司法試験合格者がいて1年しか司法修習期間がないという今、弁護士の就職難が色々なところで叫ばれています。 http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2011092302000052.html

 司法試験に受かって司法修習をしている間、弁護士希望の司法修習生は2回試験(司法研修所の卒業試験)に受かった後に勤務する法律事務所から内定をもらっておくのが通例でしたが、法律事務所から内定をもらえない司法修習生が増えているという現状にあるのです。内定をもらえない司法修習生はいきなり独立したり(即独)、既存の事務所の軒先を借りて事務所を立ち上げたり(軒弁)、最悪、弁護士登録しないという人もいるようです。

 宮崎においてですが、ここ3年は順調に宮崎でイソ弁(勤務弁護士 ボス弁から給料をもらって勤務する弁護士 居候弁護士の略)を採用して来ましたが、今年はさすがに司法修習生の採用予定が少なく、もしかしらやむを得ず即独という司法修習生が出るのではないかと言われていました。

 しかし、宮崎での弁護士登録を希望していながら、つい最近まで内定をもらっていなかった3人が実務修習終了間際の8月から9月にかけて宮崎市内の事務所から内定をもらえたようです。ホッとしました。

 この3人は当事務所へ事務所訪問に来て頂き(当事務所への就職希望ではなく、宮崎県弁護士会内の就職情報収集等の目的ですが)、私としても就職動向がとても気になっていた3人なので自分のことのように嬉しいです☆

 何だ、弁護士就職難と言いながら、登録を希望している弁護士を宮崎県弁護士会は全て吸収したではないかと思うなかれ、今年、弁護士採用予定なしとしていた複数の事務所が勤務弁護士を採用してしまったので、次の期の司法修習生(新65期)で宮崎での登録を希望する弁護士は相当厳しいと思っておいた方がいいですよ★

 ちなみに、当事務所では、来年度も勤務弁護士の採用予定はありません。ごめんなさい。

 


2011/09/20

宮崎市男女共同参画社会づくり推進審議会に出席してきました。

 濱田です。

 今日は午後1時30分から宮崎市役所で行われた「平成23年度 宮崎市男女共同参画社会づくり推進審議会」に委員として参加してきました。今回の議題は?(神?22年度宮崎市男女共同参画行動計画(実績)の報告?∧神?23年度宮崎市男女共同参画行動計画についての報告?C暴・ζ瓜臆荳酳犬凌該困任靴拭?

 平成23年度宮崎市男女共同参画行動計画については平成22年12月17日に閣議決定された第3次男女共同参画基本計画をベースに作られているようです。

 ?C暴・ζ瓜臆荳酳犬凌該困任垢?、前回の審議会に続いて2度目の経験でした。宮崎市内の中学生が書いた男女共同参画に関する作文を審査して順位を付けるというもので、ちょっと面白い(興味深い)経験でした。ちなみに今回は私の評価と周りの委員の評価がほぼ同じで選考が比較的スムーズでした。

 私は、3年前、この審議会に参加するまで、男女共同参画という言葉もよく知らず、この審議会の存在意義というものが今ひとつよくわからなかったのですが、最近になって、ようやく、この審議会の存在意義と委員としての私に求められている役割がわかってきた感じです。

  僕はフェミニストでもありませんし、特別リベラルな弁護士でもないのですが、この審議会において法律家として意見を発信することによって宮崎市の行政がよりよい方向へと向かうことを期待していますし、その結果、男女ともに幸せに暮らせる社会づくりに貢献できればと思っております。


2011/09/16

宮崎県弁護士会の中小企業支援に向けての取り組みについて

 濱田です。

 今月末に某政府系金融機関の宮崎支店と宮崎県弁護士会との中小企業支援に関する覚書の締結が行われます。これはマスコミ発表がまだですので、某金融機関の名前は現段階では伏せておきます。

 私の方が、弁護士会の業務改革委員会の委員長をしている関係で、この覚書締結について責任者みたいな立場になっています。そして覚書締結についての報道機関向け広報文書の内容を検討している最中なのですが、この文書の中で宮崎県弁護士会の中小企業支援に関する取り組みを書かなくてはなりません。

 ということで、このブログでも宮崎県弁護士会の中小企業支援に関する取り組みを書いておこうと思います。

 ?,泙此?日弁連が始めた「ひまわりほっとダイヤル」という中小企業向け電話サービスへの協力が上げられると思います。ひまわりほっとダイヤルというのは中小企業や個人事業者を弁護士につないでくれる電話サービスで宮崎県弁護士会では無償でこのサービスを提供しています。詳細はhttp://www.nichibenren.or.jp/ja/sme/index.html をご覧ください。

 ?⊆,法∨菁?11月に宮崎県専門士業団体連絡協議会(税理士会、司法書士会、社労士会等で構成される協議会)主催の「なんでも生活無料相談会」に弁護士を複数名派遣しています。今年は例年の3名から大幅増員して、各会場(宮崎、都城、延岡)に5名ずつ合計15名の弁護士を派遣します。なお、これは中小企業だけではなく個人の方も対象とするものです。

 ?A綾劼痢屬劼泙錣蠅曚辰肇瀬ぅ筌襦廚?出来るまでは、毎年1回、「中小企業110番」という電話相談を実施していました。

 ?さ楮蠅両?工会議所で行われる法律相談に弁護士を派遣しています。

 ?テ邏綵?税理士会宮崎県連合会との共同の研究会(宮崎法律税務研究会)を開催して、中小企業・個人事業主と接する機会が多い税理士さんを通じて中小企業・個人事業主の方とのつながりを持とうと努力しています。

 このように見てくると宮崎県弁護士会の中小企業支援への取り組みは十分ではなかったと感じますね。やはり今回の政府系金融機関との覚書締結を契機として中小企業支援への取り組みを1歩前に進める必要がありますね。

 なお、弁護士会が中小企業支援に取り組むということは、今まで弁護士会が積極的に取り組んできた個人の人権擁護活動をないがしろにするものではありません。

 この某金融機関との覚書の締結については、この件について報道機関への発表が終わった後に、事務所ホームページのお知らせコーナーで正式に取り上げようと思います。


2011/09/07

有料老人ホーム・高専賃トラブル110番事前研修会に参加しました。

 濱田です。

 来週、全国で一斉に行われる電話相談「有料老人ホーム・高専賃トラブル110番」に備えて事前研修会が行われ、私も参加してきました。研修会ですが講師は東京の日弁連でお話しされ、それを全国でTV生中継するというもので、私は宮崎県弁護士会でそれを視聴しました。うちの会だけでも視聴した先生が10名以上いらっしゃり、全国では1,000名以上の弁護士が視聴されていたようです。

 ちなみに「高専賃」とは高齢者専用賃貸住宅のことで、専ら高齢者を賃借人とする賃貸住宅を指します。

 高齢者が有料老人ホーム等に入所するにあたっては高額(1000万円を超えることも多い)の入居一時金を支払わなくてはならないことが多く、入居者が退去しなくてはいけなくなった場合などに返金してもらえないというトラブル、施設が契約にうたっている内容のサービスを提供しないといったトラブルなど様々なトラブルが全国で発生しているようで、こういったトラブルへの相談に対応すべく、来週9月15日(木)午前10時?午後4時まで、全国一斉に電話相談を受け付けます。無料です。宮崎県弁護士会でも行います。詳細はhttp://www.miyaben.jp/gaiyou/05-event.html

 なお、私は110番の担当者ではないのですが、これだけ高齢化社会が進むと、今後、有料老人ホーム等に関する法的トラブルが多く発生するでしょうし、それに対応するには、こういった研修会で基本知識や問題意識を身につけなくてはいけないということで事前研修会を受講した次第です。

 この110番については、来週の初めにでもホームページのお知らせで取り上げて広報しようと思います。


2011/09/06

宮崎県警職員向け研修の講師をしてきました。

 昨日の午後、青島青少年自然の家で行われた宮崎県警職員向けの研修(テーマは「弁護士の犯罪被害者支援活動について」)の講師をしてきました。

 実は3年前に警察学校で行われた同じ研修(犯罪被害者支援に関するもの)でも講師をしたのですが、その時は大人数の警察職員(警察官)を前にお話しするのが初めてだったのでとても緊張した記憶があります。

 今回も緊張しなかったわけではないですが、3年前よりは落ち着いてお話しできたのではないかと思います。今回は弁護士として犯罪被害者支援活動をするにあたって気をつけていることを中心に話を進めて出来るだけ、事前に作成したレジュメに頼らずに自分の言葉で話すようにしました。私が経験した実際の被害者支援活動例についても詳しくお話ししたかったのですが、被害者のプライバシー保護という観点からどの程度までお話ししてよいものかを非常に迷ってしまい、私が携わった被害者支援活動のうち、事件が一般に新聞等で報道されたものについて少しお話しするにとどまりました。研修でお話しした私の経験談の部分については特に興味を持って頂いたようで、この部分にもう少し重点を置いても良かったのかなと反省しました。この反省はまたの機会に生かすということで。

 今回の研修を受講された宮崎県警職員(警察官)の皆様が、刑事事件を取り扱う際、犯罪被害者支援という視点も持って業務に携わられるようになればいいなぁと期待してます。頑張ってくださいね。

 

 


2011/09/02

第4回宮崎法律税務研究会が終了しました。

 濱田です。昨日、第4回宮崎法律税務研究会が無事に終了しました。

 基本編と応用編の2部制だったのですが、基本編では「相続財産の範囲と評価」について、具体的なケースを題材にして、発表担当者(弁護士2名、税理士2名)が弁護士の視点と税理士の視点を述べていき、その後に弁護士と税理士がお互いの疑問をぶつけて議論するという形式で行いました。

 応用編は税理士の先生1名が、基本編を前提として1歩進んだ点について問題意識を話すという形式でした。

 基本編の時間が予想通り大幅に延びてしまい、応用編の時間がかなり短くなってしまうという問題が生じたものの、今回の研究会が今までの研究会の中では最も良かったのではないかとの多くの参加者(なお、参加者の数は弁護士、税理士合わせて70名ほどです。)の評価を頂きました。

 相続に関係して生ずる法律問題・税務問題について、弁護士と税理士が全く違ったとらえ方をすることもあれば、似たとらえ方をすることもあるということで、お互いの視点を学ぶとともに、弁護士は税務上の問題を、税理士は法律上の問題を理解する有意義な研究会になったと思います。

 今回、発表を担当した私としても担当して本当に良かったと思っています。

 次回は来年の4月13日(金)、弁護士会で行われます。私が次回も引き続き発表担当となってしまったので、一層研究を深めて、その成果を発表することで弁護士・税理士双方にとって有益な研究会となるよう努力しようと思います。